• 2022.01/21

  消防行事

  解体予定の建物を利用して消防訓練を実施しております

富士山南東消防本部では、所有者の御厚意により解体予定の建物を利用して、連日訓練を実施しております。

今回は、解体予定の建物を利用した警防訓練の様子を紹介します。

建物内部からの出火を想定し詳細不明という想定で、建物状況の確認や建物関係者から情報収集を行い、隊員間で連携を取りながら戦略の修正及び確認を実施し、火点制圧を目指しました。

ホースの延長、呼吸器の面体着装、ホース内の通水、熱画像カメラを使用しての屋内内部の状況把握・・・

様々な準備及び安全確認後に屋内へ進入しました。屋内はスモークマシーンによる発煙により、建物内の視界が悪い状況下で、建物内部を検索しつつ、建物内の温度を想像して放水を実施しました。

技術を駆使すると共に、自己防衛を徹底し、建物内部区画の冷却効率及び排煙を考慮した一連の放水や行動により火点制圧を行いました。

その後は、天井崩落が発生し粉塵による視界不良という想定のため、進入した隊員の面体を黒いビニールで覆い、隊員は放水したホースに沿って脱出しました。

消防署で行う訓練と異なる環境で実施できたため、様々な発見があり、今後の活動に反映できます。

今後も複雑多様化する災害に備え、継続して訓練を重ね、地域の皆様が安全・安心に暮らすことができるよう邁進してまいります。