2021.09/06
救急情報
予防救急で事故予防
「もう少し注意していれば…」「事前に対策しておけば…」
転倒や転落等の事故によるケガ等により救急車で搬送される事例の中には、「ほんの少しの注意」や 「事前の対策」といった日頃からの心がけや環境づくりを取組むことで予防できることがあります。 このような救急車が必要になるようなケガ等を、少しの注意や対策で未然に防ぐことを「予防救急」といいます。
富士山南東消防本部管内の令和2年中の救急件数は7,652件であり、搬送の種別は急病、転院搬送(病院間の搬送)、一般負傷(転倒や転落など)が主なものとなっております。
また、搬送した傷病者の半数以上は65歳以上の高齢者であり、高齢者の搬送に限ると、搬送の種別のうち最も多いのが急病であり、次に一般負傷となっております。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、巣ごもり需要が高くなっている今だからこそ、家の中にある危険な場所と事故の原因を知り、予防と対策を行いましょう。
事故は、身近で安全と思われがちな住宅で多く起きています。普段の暮らしの中で「予防救急」に取り組み、身近なところから事故防止に取り組みましょう。
一人一人が「予防救急」に取り組むことで、救急要請件数が減少し、本当に救急車が必要な人のところにすぐに駆けつけることができるようになります。
家庭での主な事故原因の1位は転倒です。段差、玄関、廊下など、次のことについて確認しましょう。
・段差につまずかないよう気をつけましょう。
・転倒を防ぐために整理整頓を心がけましょう
・階段、廊下、玄関、浴室など滑り止め対策をしましょう
家庭での主な事故原因の2位は転落です。階段、ベッド、脚立、椅子など、次のことについて確認しましょう。
・階段などには手すりを配置しましょう
・ベッドにも転落防止の柵をつけましょう
・脚立などを使用して作業をする時は補助者に支えてもらいましょう
家庭での主な事故原因の3位は窒息です。餅や肉片などによる窒息や、薬などの包装紙による窒息など、次のことについて確認しましょう。
・細かく調理しましょう。また、ゆっくりよく噛みましょう
・お茶などの水分を取りながら食事をしましょう
・急に話しかけて、慌てさせないように気をつけましょう
家庭での主な事故原因の4位はぶつかるです。家具、人、柱、ドアなど、次のことについて確認しましょう。
・慌てず、周りをよく見て行動しましょう
・通路などに物を置かないようにしましょう
・暗いところは十分な明るさを確保しましょう
富士山南東消防本部警防救急課
電話:055-972-5803
お知らせ
News&Topics