2023.03/08
予防情報
春季全国火災予防運動が行われました
3月1日(水)から3月7日(火)までの7日間、春季全国火災予防運動が行われました。
この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的としています。
昭和24年から春・秋の2回火災予防運動を行うようになりましたが、実施期間はその年によってまちまちでしたが、現在は、「119番の日」である11月9日から一週間が秋の火災予防運動、「消防記念日」である3月7日を最終日とする3月1日から一週間が春の火災予防運動の期間となっています。
4月から新しい生活が始まるという方も多いかと思いますので、今回は身近にある生活家電に起因する火災と予防対策についてご紹介します。
近年では省エネやエコに対する意識からLED電球などに変わりつつありますが、白熱電球が放つ暖かみのある光や調光が可能であることで、まだまだ身の回りに多く見かけます。
電球部分に可燃物が接触し、蓄熱状態が続くことで出火することがあります。
≪予防対策≫
・転倒、落下しないように安定した場所に設置する
・布団や衣類などの燃えやすいものを近くに置かない
蛍光灯は、白熱電球に比べてランプ自体の発熱は少ないものの、点灯させるために必要な安定器という部品から火災になることがあります。安定器は、絶縁されたエナメル線を巻き付けたコイルが使われており、古くなるとエナメル線がショートして出火することがあります。
≪予防対策≫ 次のような症状があったときは、直ちに使用を中止し、器具の交換などを検討する。
・異音や異臭がする
・ランプがちらつく
・異常な発熱がある
室外機には、熱交換機というファンがあり、この部分で冷やされた空気や温められた空気が送風されます。しかし、この熱交換器がほこりなどで汚れると、熱をうまく伝えられず、運転効率が低下します。このため、熱交換機を清掃するために、市販のスプレーを使用し、誤って温度調整を制御する基板などの電気部品に洗浄液をかけてしまうとショートして出火することがあります。
≪予防対策≫
・洗浄スプレーを使用するときは、注意書きをよく読み、電気部品にかからないように注意する
扇風機は、モーターで羽を回転させて風を作り出すという、比較的に簡単な構造ですが、古くなると、モーターのコイルやコンデンサーの内部回路がショートして出火することがあります。
≪予防対策≫ 次のような症状があったときは、直ちに使用を中止する。
・スイッチを入れてもまわらない
・回転が遅かったり不安定
・異音、異常な振動や焦げくさい臭いがする
・モーター部分の異常な発熱
住宅用火災警報器は、煙や熱を感知して音声や警報音で火災を知らせます。
設置後は定期的に作動確認を行いましょう。
また、電池切れ等により、火災を正常に感知できなくなることがありますので、設置後10年を目安に交換しましょう。
住宅用火災警報器については【こちら】をクリックしてください。
富士山南東消防本部では、三島市、裾野市及び長泉町に在住の方で、住宅用火災警報器の取付けが困難な方を対象に、消防職員が、住宅用火災警報器の取付支援を行っております。
住宅用火災警報器取付支援については【こちら】をクリックしてください。
富士山南東消防本部 予防課 055-972-5802
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