• 2020.07/14

  予防情報

  電気器具の安全な取り扱いについて

　電気器具は便利なものですが、取り扱いの不注意や誤った使用方法から火災となる場合があります。電気器具を使用する際には、次のことに注意しましょう。

電気器具の点検の実施

　扇風機や電気ストーブなどの季節を限定して使用する電気器具は、毎年使用前に必ず点検しましょう。また、使用中に普段と違った音や動きに気付いた時は、すぐに使用を止め、コンセントから差込プラグを抜いて、専門の業者に点検をしてもらいましょう。

電気器具の正しい使用

　電気器具を本来の用途以外に使用した場合、器具に負荷がかかり、過熱し火災の原因になることがあります。使用に際し、取扱説明書をよく読み、その機能を十分に理解し、正しく使用しましょう。

　また、アイロンやヘアードライヤーなどは、スイッチを切り忘れたまま放置しておくと火災の原因となります。使用しない時は、器具のスイッチを切るだけでなく差込プラグをコンセントから抜いておきましょう。

電気配線等からの出火防止

　家電製品やOA機器の普及により、数多くの電気器具を使用するようになりました。

　このため、使用する電気器具に対しコンセントが不足し、たこ足配線になりがちです。コンセントの電気の許容量を超えて電気器具を使用するとコンセントが過熱し、火災の原因となるので、たこ足配線は絶対にやめましょう。

　また、差込みプラグにほこり等が付着したまま長い間コンセントに差込んだ状態にしておくことにより、差込プラグの両刃間に電気が流れ、ショートして火災になることがあります。外出時や就寝時はもとより器具を使用しない時には、差込プラグを抜いたり付着したほこり等を取り除くようにしましょう。

　さらに、傷ついたコードを使用したり、束ねた状態や重い荷物が乗った状態であると、その部分に負荷がかかり、断線して出火する可能性がありますので大変危険です。傷ついたコードは交換し、重い物を乗せたり、束ねた状態での使用はやめましょう。

事故防止のために

●傷んだコードは使用しないでください。

●コードを束ねたまま使用すると放熱が妨げられて、コードの温度が高くなります。

●コードの上に物を乗せないでください。傷がつき、コードの温度が高くなります。

●コードに記載されている定格電流を超えるたこ足配線をしないでください。

●コードリールは、コードの一部を引き出した時と、すべてを引き出した時の定格電流が異なります。取扱説明書通りの消費電流を守って使用してください。

●使用しない時は、コンセントから抜きましょう。

●コンセントの抜き差しでは、コードを無理に引っ張らないでください。芯線が切れ、取付け部分がショートします。

●差込プラグに付着したほこり等を取り除きましょう。

●テーブルタップは差し込み口の数だけ電源プラグを差し込んで使用できるものではありません。製品の消費電力を把握した上で使用してください。

資料映像

「未然に防ごう！電気器具火災」～身近に潜む火災危険～【動画】（消防庁ホームページ）

お問合せ

富士山南東消防本部　予防課

TEL  055-972-5802