富士山南東消防本部

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お知らせ

  • 2020.12/10

    消防行事

    外国人傷病者を対象とした救急訓練を実施しました

 東京オリンピック・パラリンピックに向けた救急訓練の一環として、12月10日、三島市立南中学校のAssistant Language Teacher(外国語指導助手)のクルスト・ドミニク氏に傷病者役としてご協力いただき、日本語が全く話すことができない外国人傷病者に対応するための訓練を実施しました。

訓練風景①

 日本語を全く話すことができない外国人傷病者に対して、周囲にも外国語に対応できる人がいない想定で訓練を実施し、救急隊はジェスチャー等では表現できない症状を救急隊用の多言語音声翻訳アプリ「救急ボイストラ」や、多言語電話通訳を使用し、傷病者から具体的な症状を聴取し、適切な病院選定に努めました。

アプリ使用中 救急隊は、傷病者から日常的な英会話や多言語音声翻訳アプリを駆使し、苦労しながらも、より多くの情報を聞き出すことができました。コミュニケーションを十分取ることにより、傷病者の不安や孤立感を払拭し、安心感を与えるとともに、傷病者に対する適切な処置を行うことができました。

 

 

寸評

 

 傷病者役のクルスト・ドミニク氏から、声掛けの種類により傷病者は一層の安心を感じることができる点や、ジェスチャーを多用しても良いのではないか等の具体的なアドバイスを頂き、想定訓練を重ねるごとに、より良い救急活動となっていきました。

 

 

 これからも傷病者に寄り添えるよう、救急隊をはじめ職員一同研修を重ねていきたいと思います。