2021.07/09
消防行事
高層共同住宅救助訓練を実施しました。
富士山南東消防本部では、令和3年6月17日から30日までの間、管内の事業所様のご協力のもと、通常訓練では実施が難しい救助訓練を実施しました。
はしご車による高層階救出訓練
バスケットとベランダ部分に近づけて進入し、要救助者に安全措置を施した後、介助しながらバスケットに乗せて救出を行います。
地上約20mでの高所作業となるため、安全確実な活動が必要となります。
玄関ドア破壊訓練
エンジンカッターという資機材を使用し、ドアの表面を切断し、穴を開けて鍵を開放する方法やドアを開錠するためのデッドボルトという部品を直接切断する方法も実施しました。
屋内進入・検索訓練
空気呼吸器を装着し、煙の充満した部屋に進入していき、要救助者の検索を行います。
非常に危険を伴いますが、隊員同士で連携を取り合うことで、早期の要救助者の救出、出火箇所への直接放水が可能となります。
本訓練では、ブリーチングの困難さ、隊員の管理、粉塵対策等を理解することで、保有する資機材で効率的な救助技術の構築を目的としました。
※ブリーチング:鉄筋コンクリート等を破壊する
今後も地域の皆様が安全・安心に暮らすことができるよう、複雑多様化する災害に備え、様々な技術訓練を継続してまいります。
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