2017.08/22
予防情報
高層共同住宅への特別立入検査実施報告
6月14日(水)にイギリスロンドンで発生した高層共同住宅の火災を受けて、富士山南東消防本部管轄の高層(高さ31mを超えるもの)で共同住宅の用に供する建築物の特別立入検査を6月~7月に実施しました。
富士山南東消防本部管轄の高層共同住宅は現在37棟あり、すべての棟の立入検査を実施しました。
指摘事項のあった棟は31棟であり、指摘事項の総数は88件、防火管理体制等指摘事項が65件(73.9%)、消防用設備等指摘事項が23件(26.1%)でした。(※下表参照)
防火管理体制等に関する主な指摘事項は、カーテン、じゅうたん等に防炎物品を使用していないこと、防火管理者の選解任届出が提出されていないこと及び消防訓練を定期的に実施していないことでした。
消防用設備等に関する主な指摘事項は、避難器具の降下位置に物品が置いてあることでした。
高層共同住宅は、多数の方々が居住し、火災時には避難に長時間を要する等の危険性が想定され、防火対策の徹底が必要となる建物です。検査結果を踏まえ、指摘事項のあった高層共同住宅に対しては、改善報告書の提出を求め、指摘事項の是正を指導してまいります。
高層共同住宅特別立入検査実施結果表 | ||||
---|---|---|---|---|
実施棟数 | 指示有棟数 |
防火管理体制等指摘事項 |
消防用設備等指摘事項 |
その他指摘事項 |
37棟 | 31棟 | 65件 | 23件 | 0件 |
お知らせ
News&Topics