ガソリンは可燃性蒸気が出やすく、ガソリン携行缶の蓋を開けると可燃性蒸気が外に出て、静電気による火花のような小さな火源でも火災になる非常に危険な液体です。
夏季にガソリン携行缶を直射日光の当たる場所に置くと、携行缶内の液温は約55℃まで上昇し、携行缶の内圧も上昇します。その状態でガソリン携行缶の蓋などの開けると大量の可燃性蒸気が携行缶外に放出されます。
ガソリン携行缶を安全に取り扱うために、次の事項に注意しましょう。
1 ガソリン携行缶は、直射日光の当たる場所や高温の場所に置かない
夏季はもちろん、それ以外の時期でもガソリン液体や可燃性蒸気が大量に噴き出す可能性があるため、日陰の風通しの良い場所に置きましょう。
2 ガソリン携行缶を取り扱う場合は、周囲の安全確認を徹底する
周囲に火源となりそうなものがないことを確認しましょう。特に、ガソリン携行缶を使用して発電機などにガソリンを注油する際は、ガソリン携行缶の蓋を開ける前にエンジンを停止しましょう。
3 ガソリン携行缶の蓋を開ける前に、エア抜きをしましょう
日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶が置いてあっても、携行缶の内圧が高くなっている可能性があります。蓋を開ける前に少しずつエア抜きをしましょう。ただし、直射日光に当たっている場合など、ガソリン携行缶が暖められている場合は、蓋を開けることだけではなく、エア抜きも厳禁です。周囲に火気や人がいない日陰の風通しの良い場所に移動させ、常温程度まで下がる6時間程度おいた後に、ゆっくりとエア抜きをしてください。
総務省消防庁リンク先
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/kento256.html
お問い合わせ先
予防課危険物係 TEL.055-972-5802
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