電化製品のオーブントースターは、手軽な調理器具として広く普及しています。
オーブントースターはガスコンロとは異なり、ヒーターによる加熱で直接炎は出ませんが、庫内温度が250℃前後まで上がる機種もあり、食品の長時間加熱や清掃不足により火災に至ることがあります。
冷凍食品のから揚げをオーブントースターで加熱中に庫内から発火し、オーブントースター上部の物品に延焼した。
①電子レンジ調理指定の冷凍食品であったが、オーブントースターで加熱したこと。
②オーブントースターに入れた際、直接、金網に食品(冷凍唐揚げ)を載せたため、油がヒーター部に滴下したこと。
③庫内の清掃を行っていなかったため、ヒーター付近に食品かすや油が溜まっていたこと。
〇庫内を定期的に清掃する
☛食品の屑や油などが庫内に残っていると、加熱した際に発火することがあります。
〇油が出る食品を加熱する際は、専用のトレーやアルミホイルを使用する
☛魚や肉、揚げ物などから出る油がヒーター部に滴下し付着すると発火することがあります。
〇食材に応じた加熱時間を守る
☛過度な加熱をすると、発煙したり発火する恐れがあります。
〇器具に異常があるときは使用しない
☛タイマーの作動不良や、焦げ臭いにおいがするときは使用をせず、修理や清掃を行いましょう。
〇オーブントースターの使用に適さない食品を加熱しない
☛冷凍食品などで、電子レンジ調理を指定している商品があります。商品パッケージに記載されている注意事項を確認しましょう。
関係リンク nite 独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページ
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2021fy/prs21052701.html
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